こつぶがゴロゴロ。

映画とゲームと漫画の、主にネタばれ感想を呟いてます。

パニッシャー

 アメコミヒーローの映画はあまり観たことがありません。

あるとしても、バットマンとスーパーマン(旧作の方ね)くらい。

当然コミックの方もまともに読んだとはありません。(絵柄は好きなんだけど、買う機会が…)

なので、これがアメコミのファンにどのように受け入れられてるのかは分からないのですが。

私には大うけでした(笑

だってだって、ご丁寧にヒーローの舞台裏を見せてるんだもの!(笑

 妻子を殺された元海兵隊のフランクは復讐を誓い、子供から貰ったドクロのシャツを着てパニッシャーとなるのですが、自分で改造装甲車を夜なべして作ったり、コソコソ隠れながら相手の弱みを握る写真を撮ったりなど、とにかくチマチマした努力を重ねて悪党共に復讐していく地道な姿が、他のヒーロー達とは一線を画してます。

しかもその復讐が陰険かつ陰惨で、思わず「お前ヒーローとしてそれでいいのか」と突っ込みたくなるほどです。

 大笑いしたのはクライマックス。

セイント邸の駐車場で結構な数の車に爆弾をぺったんぺったん貼り付けるので、てっきり陽動作戦で部下達をおびき寄せて、車に乗ったところを爆破するのかと思ってたのに…。

ドクロマークを浮かび上がらせるための工作だったとは!(笑

そこまでしてアピールしたかったのか、フランク!

フツーのヒーローなら自分の存在を示す為の地道作業なんて絶対に見せないっつーのに、彼は馬鹿正直にそんな裏話を披露してくれます。

しかもラストで「これは復讐ではない。制裁だ。」といけしゃーしゃーと言うもんだから、夜中だってのにケタケタ笑ってしまいました。

狙いすぎです、パニッシャー

 勿論その他にも、この映画の面白いところはたくさんありますよ〜。

例えば悪のセイント一家ですが、彼らにとっても自分の家族や親友は大切なものなのだということがよく描かれてます。

でも安易に彼らを善の視点で掘り下げることはせずに、そのまま悪党である上の感情だというスタンスを保ってたのが珍しかったです。

しかし、ラストのハワードとリヴィアとクエンティンは、悪党ながら少しお気の毒…。

 アクションも丁寧な手作り感を醸し出していて、好感が持てました。

確かに見栄えとしては昨今のド派手なカメラワークやCGに及ばないんだけども、そのかわり泥臭い臨場感は凄く伝わってきます。

登場人物がダメージを受ければその痛みにまで共感できそうなくらい、身近でリアルに感じるんですよ。

こういうのって、CGで作れるものじゃないですよねえ。

 次々に出てくる(といっても二人だけだったような…)フランクに向けられた刺客や、アパートの住人達などの強烈な個性を持った脇役達とのドタバタも魅力的。

 トム・ジェーンは本当に歴戦の戦士のような雰囲気だったし、ジョン・トラボルタも結構役柄にはまってたし、いろんなところで楽しめました。

そういえばこれ、続編が決まってるんでしたっけ?

もし続編もこういうノリなら、絶対観ます(笑