風の噂で評判を聞いていた「神童」。
音楽と天才を題材にした漫画だということなので、てっきり作者の感性を羅列しているような、「分かる人に分かれば良い」的な作品だと思ってました。
でも実際読んでみると、製作者の感性がちゃんと万人に理解出来るように工夫されていて、素直に共感できるんですよ。
話の展開も、無駄な寄り道(決して悪いことじゃないです。あくまで好みの問題)がなくスッキリしてるし。
それに物語のテンポが、まるでメトロノームで図ったように落ち着いた一定のリズムで、凄く心地良い。
これを読んで思ったんですけど、長年多くの読者に支持されている万人向けの漫画家さんは、大体がある一定の心地良いリズムを作風として持っていて、それが急に早まったり遅くなったりすることはないように思います。
やっぱり、漫画にも音楽的な要素はあるんでしょうね。
今は「神童」を全巻読破したばかりで余韻に浸ってるだけなのですが、気が向いたらストーリーについての感想も書いてみたいと思います。
うたちゃん、性格悪いけどどこか憎めなくて可愛ええ。