第二部を今になって読んだら…
千花ちゃんの出てくる場面で不意に目頭と鼻の奥が痛くなった。
物語の演出に泣かされたとかじゃなくて、現実で亡くなった大切な人を思い出した時のような、懐かしさと喪失感が押し寄せてきて、自分でもびっくりしました。
映画、ゲーム、本、漫画といった創作物で、こんな感覚を味わったのは、本当にテレプシコーラが初めて。
六花ちゃんが一番好きな私でも、千花ちゃんの存在がこんなに大きく身近に感じられたってのが凄い。
それだけ第一部の千花ちゃんエピソードの積み重ねが丁寧だったってことなんだろうなあ。
第二部では六花ちゃんが16歳。
一部の頃とは違って、もうフワフワした女の子じゃなくなってるのが、成長したんだなーと思う。
ていうか、あれだと普通の高校生よりも精神年齢高くて強いんじゃなかろうか。
まあ、そこまで成長して強くならないと、バレエのプロを目指すのは容易じゃないぞってことなんでしょうね。
反面、拓人くんとの微妙な関係は、今どきの高校生らしからぬ(なんて偏見)初々しくて微笑ましいものだから、山岸漫画の恋愛描写としては今のところ、ほのぼのしながら安心して見ています(笑)
ローラ・チャンは…やっぱりあの子なのかなあ?