泣き虫弱虫孔明だったかな。
これはまだ読んだことないので是非読みたい。けど図書館に全然置いてない。←買え
この人の文章は冷めきった中にもユーモアがある文体だから、読んでて退屈しないし面白いです。
でも何故か舞台が近代ー現代になると、ごく普通のありふれた文体で無個性になっちゃう。不思議。
一番大好きで思い入れがあるのはやっぱり後宮小説。
当時発売されたばかりのアニメ本と一緒に小説を買ってもらったっけ。
読みながら、ファンタジーノベル大賞ってやっぱり見る目ある人達が審査員してるんだなーと
子供ながらに思った小説でした。
ちなみに江葉はアニメ版のデザインが良すぎてそれ以外の姿が思いつきません。
次に好きなのは「墨攻」。
これはどっちかというと漫画版が好きだった。
だって漫画版の革離が本気でカッコよく思えたんだもん(笑)
時々出てくる、娘(ニャン)を思いっきり殴るシーンには引きましたが。
ていうかあれ、娘は悪くないのに八つ当たりしたシーンあったよね。
それでもついてく娘は凄い。
だからそれだけに、映画版には「…。」でした。
何度も言うけどあのエピソード扱うなら革離の恋愛やめてほしかった。
しかもアンディ・ラウとか革離にしては洗練されすぎ。
残念。
「陋巷に在り」も好きだなー。
妤が銀河っぽくて可愛かった。
ただ、文庫本の帯が「孔子の弟子の顔回は実はサイコソルジャーだった!!」とか書いてたので、ちょっと買うのが恥ずかしかった記憶あり。
他にも「語り手の事情」とか「周公旦」とかほとんどの小説が面白いんですが、とにかくこの人は、ファンタジー要素と哲学が物語に入り込むと、途端に文体が生き生きとするので、できればそういう話をたくさん作ってほしいなあと思ってます。
そういえばこの人原作のジャンヌ・ダルクの漫画もあったよね。
あれはどうなったのかしら。