こつぶがゴロゴロ。

主にネタばれ感想を呟いてます。

FF7の感想

※昔サイトに載せてたもの。

 

 

FFシリーズの中では一番好きです。

今でこそ個人的にベスト3に入るお気に入りのゲームですが、初プレイのディスク1までは印象最悪でした。

まずキャラデザと世界観がSFCの頃と違いすぎる。

当時FFをプレイしたのは4~6だけでしたが、 それでも凄い違和感を覚えました(ただ、ゲームを進めるにつれて、ゲーム全体のコンセプトは6と大して変わらないことが分かりました)

それにその時はFF6に心酔(は大げさか)していたので、「もう6以上の凄いものを作れる はず筈ないだろ~」とFF7を反感半分で侮ってました。

 

しかし6への贔屓を抜きにしても、ディスク1は「つまらない」の一言でした。

初めから世界観やキャラにハマれたなら面白かったのかも知れませんが、そのどちらでもないと あの大した起伏のない流れはツライです(これは他のFFにも言えることですが)

エアリスのあの名シーンもプレイ前に知人から聞いていたため、見ても全く何も感じませんでした。

 

ですが2枚目に入ると、怒涛のストーリー展開で一気に引き込まれました。

竜巻の迷宮イベントは、セフィロスとティファの主張に微妙なニュアンスの違いが感じられて、 ただの「実は人形でした」なんてオチではなさそうなところに物凄く興味が沸き、ライフストリームの イベントではクラウドの過去が少しずつ紐解かれていく過程にどきどきしながら進めてました。

 

そしてクラウドの正体が分かった時、凄い衝撃を受けました。本当にやられたーという感じです。

ゲームでああいった仕掛けを体験できるなんて、思いもしませんでした。

この展開のおかげで7のストーリーに、そしてそれまであまり好きじゃなかったクラウドに好感を持ちました。

 

そしてED。

初クリアの時は置いてけぼりをくったような印象を受けましたが、しばらく間を置いて再びEDを見ると、 心の奥深くまで余韻が染み渡るようで、ゲームで初めて物語そのものに感動しました(それまでは、達成感やキャラ萌えでしか感動したことがありませんでした。でもMOTHERは別)

 

2枚目で面白くなったと感じたのはストーリーだけではありません。

ゴールドソーサーに行けば 色んなミニゲームで遊べたり、チョコボを育成して今まで行けなかった場所へ冒険出来たりと、ゲームとして 遊べる部分がぐんと増えて、飽きることがなかったように思います。

戦闘に関しては…テンポが良く3Dの派手なグラフィックだったので楽しめたことは楽しめたんですが、 マテリアの付け替えが少し面倒でした。

それに元々ATBシステムは好きじゃないんですよね…。

 

で、2回目をプレイをして気づいたんですが、7はディスク1からきちんと伏線を張っていたんですね。

初プレイでは退屈だった一枚目も、2回目プレイからは新しい発見ばかりでかなり面白かったです。

だから私は、FF7のディスク1はディスク2があってこそ楽しめるものだと認識しています。

もしFF7を1枚目で投げ出してしまった人がいるのなら、もう一度プレイして今度は2枚目まで 進めてみてはいかがでしょうか。

話がよく分からなかったという話をちらほら聞きますが、細かい謎はともかく物語の大本である謎は、 別に想像力を働かせなくとも、キャラのセリフをきちんと読むだけで分かりますから。  多分FFの中でも、分かり易くて単純なストーリーだと思うんです。

 

ただ、このゲームは各キャラの存在感が半端ないため、そのせいで主題(星の命)を見逃しがちになるのが欠点なのかなあと思います。

お蔭で、ヒュージマテリアの件で神羅の邪魔するクラウド達、そして500年後のEDが悪く取られがちになってるしね。

でも、キャラがあそこまで立ってないと、今のように伝説的なソフトにはなってない可能性も高いわけで…複雑だなあ。