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隻狼プチ考察7:破戒僧の目的や水生村の輿入れについて

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破戒僧

 

 「水生の呼吸術」の説明に、「これなくば桜竜とは見えられぬ」と書いてたけど、それって元々水生村の人が輿入れするのは桜竜に会う為だったということだよね。
それならこの技を持っていた破戒僧は、元々は水生村から輿入れした者だったか(貴人が居座ってた廃寺の出身だった可能性が)、もしくは水生村から輿入れする者に対してこの技を授ける役目があったのかも。

 

そして、源の宮の貴族が若さに飢えてたり、内裏で共食い?状態になっていたことからして、実は源の宮の住人達って存亡の危機に瀕していたんじゃないかな?

このままじゃヤバイということで、本来は「お宿り石ができた村人を輿入れする」というルールを曲げ、なるべく多くの村人達を源の宮に招き入れる為に京の水を振る舞ってたのではないかと思います。

 

でも、通常なら変若水(桜竜)成分の薄まった葦名の水を長年飲み続け、体が徐々にその成分に馴染んでいって、お宿り石ができた頃にようやく桜竜に出会える(または水生の息を体得できる)体質になるという手順を踏むところを、今回は輿入れする者を即席で作ろうとしていた為、初っ端から京の水を飲まされた村人は変化に耐えられず、ゾンビのような状態になったり(多分死なず病)喉が渇いて乾いて仕方ないという中毒状態になったのではないか?と思いました。

 

池の魚が半分ナメクジのような状態になっていたりするのも京の水が川に流れてるからだろうけど、多分最近までは村の水も葦名の水と変わらない程度の薄い成分だったのではないかと。
恐らく、源の宮の者が上記の目的の為に、上流の流れを変えて村の川へ京の水がダイレクトに流れていくようにしたんだと思います。

※もしかすると破戒僧は、正体が八尾比丘尼であるところからして、かつて京の水に浸かってた魚(または赤目の魚)を食べたか、壺の中にいる貴人かヌシの鯉の肉を食べた可能性が。

 

なので、破戒僧は急激な変化に耐えた者に水生の息を伝授して岩戸に通すという役目があったのではと思うんだけど、どうなんだろう。

また、これを桜竜が望んでたのかどうかというのも、まだよく分からないところがあります。

この辺は考えがまとまれば、追記・修正したいと思います。

 

ちなみに、京の水を飲んでゾンビ状態になった人達や赤鬼が火を怖がるのは、怨嗟の炎に関係するんじゃないかなと思うんだけど、これもまた機会があれば。