こつぶがゴロゴロ。

映画とゲームと漫画の、主にネタばれ感想を呟いてます。

今時の日本の映画って

 今年のアカデミー賞は、韓国の「パラサイト」が作品賞、監督賞、脚本賞を獲るという、歴史的快挙を成し遂げたらしいですね。

私はこの映画を観てないので、どれだけ賞に相応しい作品なのかは分からないのですが、受賞の反応を見ると、この映画は賞を獲っても不思議じゃないほどのクオリティだったという感想と同時に、今の邦画…というかエンターテイメントに苦言を呈する意見もたくさんあって、未観賞の私にとってはそっちの方にうんうんと頷いてしまいました。

 私はもともと邦画を観るタイプではなく、ここ1,2年だと思い出す限りでは「超高速!参勤交代」と一昨日テレビで観た「翔んで埼玉」ぐらいなので、今から言うことは「浅い知識で語るな!」と怒られかねないものなのですが、とりあえず超ニワカなりの意見を即席で述べますね。乱文失礼します。

 

 韓国映画って、昔も「シュリ」オールド・ボーイ」「親切なクムジャさん」など、日本で割と話題になってましたよね。

私は韓国映画も邦画と同じくらい興味が無かったので(今でもそうです)、実際観たのは「シュリ」だけだったのですが、それでも当時は予想以上のクオリティの高さに「ちょっと、日本の映画はこれを観て危機感覚えないとやばいんじゃ…」と思いました。

 当時は北野武監督がカンヌやヴェネチアの常連となっていた頃だったし、「誰も知らない」だとか「たそがれ清兵衛」だとか、少し後に「おくりびと」が外国語アカデミー賞を獲ったりもして、日本映画も世界に認められていた時期でもあったのですが。

でもその時の邦画のイメージは「派手で軽過ぎる」か「地味で重過ぎる」の二極ぐらいしかなく、「丁度いい按排のバランスを保ったエンターテイメント映画」が無いように感じたんですね。テンポもいまいちでのっぺりした感じなのがスタンダードだったし。

その点、韓国映画「シュリ」は程々の重さを保ちながら流れるように展開していく娯楽作品となっていて、そういう部分が最近の日本の映画では見かけなくなったものなのではと思いました。

 

 今でも映画祭で賞を獲る邦画はあるのですが、それ以外に漫画の実写化やアニメ映画など、10代辺りに向けられた派手で軽めの作品が以前にも増して影響力を持っているように思います。

今はネットの影響もあってか、10~20代辺りにオタク文化が随分浸透してきていて、推しキャラやアイドル、俳優目当てで観る人も多い様子。

その人達向けに特化した映画も勿論あっていいとは思いますが(私も旬を過ぎたとはいえオタクですし)、でも最近は利益優先でそっち方面に偏り過ぎてるのではないか?と考えてしまいます。

まあ、本当はきっと真面目にクオリティの高い娯楽映画を作りたくてもできない、何らかの事情があるんでしょうけど…。

 

 ということで、今回のアカデミー賞を獲った「パラサイト」が、娯楽作品として仕上がってるのかは分からないのですが、日本の映画関係者はこのニュースで覚醒して奮起して欲しいなと思います。

だって、モノクロ時代に作られた黒澤監督の作品はちゃんと娯楽映画になってるし、今観ても素晴らしい演出なんだもの。

きっと今の映画関係者も本気を出せば作れるのではと思いました。

 

ちなみに、NETFLIXの「全裸監督」2話までは、日本ドラマとは一線を画してるレベルなのではと感じました。

日本版「コールドケース」もカメラワークがわりと洗練されてたような気がします。

 

「パラサイト」に関しては、DVDになってから観てみようかな。

「ジョーカー」の方はまだ観る気になれないけど…。