山岸涼子漫画じゃなくて映画のほうの(笑)
久々に映画観た。
DVDで。
観る前の印象では、ニナが黒鳥のプレッシャーから徐々に
狂気に取り込まれていくサスペンスなのかなーと思ってた。
でもその割には、何故か電車で会ったことのないリリを気にしたりと
主役争いのプレッシャーにさらされる前からニナの様子が
どこかおかしかったので、ニナは母親の過保護と自分自身へ抑圧のせいで
最初からおかしい設定なのかとも思った。
でもどっちも違ったみたい。
この「ブラック・スワン」は、オープニングの変な夢が暗示するように
本物の悪魔に魅入られたバレリーナの話、つまり、ホラー映画だった。
たぶん、ミッキー・ロークの「エンゼル・ハート」と同類の映画。
背中の引っかき傷のようなものも、ラスト近くで自分自身を
刺してしまうのも、全部悪魔がそう仕向けていた(傷をつけた)
んだろうなと思う。
黒鳥の心(欲望)に支配されていたニナが自分の刺し傷を見た後、
再び穢れなき白鳥に戻り、そして死ぬ(多分)というプロセスも
悪魔が完璧な白鳥の湖を見たがってたからじゃないのかな。
以上。
私のブラック・スワン解釈でした。
感想は…ナタリー・ポートマンはやっぱり綺麗だなあってことと
時々ニナの肌が鳥肌になるのがおかしかったです。
それとこの映画で一番衝撃的だったのは、ベスがウィノナ・ライダーってこと!!
観てる最中は全然気付かなかったー!!!