主役の女子高生ジルを眺めるうちに、何故か眉間に皺が寄るのを感じた私。
それはもう、彼女の些細な行動でさえイライラ度が増していくという困った状態だったんだけど、その理由が鏡のシーンで突然分かってしまいました。
ジル役のカミーラ・ベル、前髪が右分けだとFFの某ヒロインに激似。
顔だけは好みだった某ヒロインだったのに…いつの間にか顔にまで拒絶反応を起こすようになってしまってたのか。
(というか、カミーラ・ベルって元々こんな顔だったっけ?)
でも、個人的な好き嫌いを抜きにしても、ヒロインとストーリーにイライラを覚えるのはたしか。
序盤で意味ありげに出てきた数々の伏線が、実は単なるフェイント場面の消化要素に過ぎなかったなんて阿呆らし過ぎる。
あの程度の話なら、ジルの彼氏なんてわざわざ登場させなくてもよかったんじゃ…。
ジルも勝手に他人の部屋を物色したりと、悪い意味で今時の女の子っぷりを発揮してるし、しかも事態を悪化させたがってるとしか思えないような短慮で無用心な行動を取るもんだから、ヒロインとしてまったく好感を抱けませんでした。
もしジルを気に入れば、怯える彼女をたっぷり観賞できて満足できるのかもしれませんが…。
この映画にはホラーやサスペンスを期待してはいけないと思います。