こつぶがゴロゴロ。

主にネタばれ感想を呟いてます。

ゴッド・オブ・ウォー(PS4) の序盤をプレイ

 演出はハリウッド映画並で相変わらず凄いんだけど、今回はイントロの部分が非常に長い。

OPの木を切り倒したり、船を漕いだり、ゆっくり歩かせたりというような動作までこっちが操作することに面倒くささを感じました。

過去の3まではもっとあっさりしたOPで全部イベントムービーで済ませてたよね?

ムービーだらけでゲーム性がおろそかになるのは当然駄目だと思うけど、でも火葬までのシーンはムービーでさらっと流しても良かったのでは?と思いました。

そして今回、クレイトスがただの頑固親父になってて驚き。

戦い方も殺し方も昔と比べて大人しいし、別ゲームをやってる錯覚に陥る。

よっぽどパンドラとの交流が心に響いたんだね。自分を赦すことであんなに穏やかになれるとは。

ということは、3までのあの残酷さは単なる八つ当たりだったのか…。

隻狼プチ考察2:竜の舞い面って

 「竜に舞を捧げたら不思議と力が沸いてきた」っていう説明があったけど、それって元々桜竜が崇められることを望んでたってことだよね。

変若の御子が「竜胤は西から放たれて日本に辿り着いた」と言ってたけど、西へ竜胤を返すという行為は桜竜にとってはどんなものになるのかな?

その辺りがまた考察のとっかかりとなるかもしれない。

 

 ちなみに私は、竜の舞面を「1週目はお面に頼らずクリアーしたい!」という変な拘りがあって使わなかったんだけど、後から技を網羅するまでは使用しない方が得策と聞いて、「危なかった…」と安堵。

確かにクリアー後は、スキルポイントが更に溜まりにくくなった気がするからなあ。

<隻狼> の感想。

 隻狼といえば、難しいことで有名なダークソウルよりも難易度が高いと言われているアクションアドベンチャーゲームですが、私がプレイしたことのあるフロムソフトウェアさんのゲームは「九怨」のみ。

ダークソウルはプレイしたことがありません。

ちょっとだけ興味があったものの、高難易度という評判を耳にしていたせいで、中々踏ん切りがつかずに終わってしまいました。

 

 そんな私が、何故「隻狼」を購入したかと言えば、PVの時点で演出レベルが他とは一線を画してたということと、九怨を思い起こさせたから。

九怨は戦闘はう~ん…てな感じでしたが、お話とマップは雰囲気抜群だったので、今回の隻狼も同じ和物だということで期待しました。

 

 元々私は、初代天誅の体験版と忍道戒をプレイ済みだったので、今回の隻狼は体幹以外は割と慣れ親しんだシステムで遊べた印象です。

 

が、このゲームは、とにかく戦闘の難易度が高い。

 

雑魚敵ですら、攻撃と弾きorガードのタイミングを誤ると瞬殺されるレベル。

背後忍殺を狙っても、敵の気配察知が鋭くて失敗することもしばしば。

 

じゃあ、強い武器を手に入れて攻撃力と防御力を上げようかって考えても、その材料は中ボスを倒さないと手に入らないようになっている。

 その中ボスなんて、雑魚敵とは比べ物にならないほど強い上、体力は2ゲージあるし(酷い時は3ゲージ)、回復薬等のアイテムも使用回数に制限をかけられてるしで、ほんと辛い。

 

 更に危険攻撃(突きor払いor掴み)という弾き不可な技を多用してくるし、敵によっては「怖気」というよく分からん精神攻撃もしかけるし、炎攻撃に当たり過ぎると炎上状態になって少しずつ体力が減っていくしで、攻撃と防御以外にも対処しなきゃいけない要素が絡まり、「こんなん瞬時に対処できるかー!」という気持ちになります。

 

 なのでアクション下手な私は、当然半泣きになりながらリトライを繰り返す羽目になり、鬼刑部とまぼろしお蝶で百回ぐらい死んだときは「このゲーム、本当にクリアーできるかな…」と不安になったのでした。

 

 

 

 クリアーできた理由

 

 そんな私でも、なぜ隻狼をクリアーできたのかというと、まあ何度か攻略動画のお世話になったということもあるんですが、一番の理由は相手の苛烈な攻撃を受けるうちに、反撃できる隙間を見つけ出せるようになったというのがでかい。

 

 隻狼には前述した危険攻撃という厄介な技があるんですけど、「見切り」というスキルを主人公が覚えれば、突き技なら〇ボタンで潰すことができるようになります。

その「見切り」が、主人公の狼だけでなく、プレイヤーでもできるようになるんです。危険攻撃以外でも。

 

 一度相手の隙を見出せたら、後は集中力との勝負。

勝ち急がず、ただ剣戟の隙間を埋めるように反撃を繰り返すと、体力を半分ちょっと削った辺りで相手の体幹の回復が遅くなっていくので、そこで危険攻撃を出してきたらもうこっちのもの。

大きく相手の体幹を削ることができるので、場合によっては体力が四分の一ぐらい残った状態で、忍殺を決めてボスを倒すことだって可能です。

(攻撃の激しい敵だったら相手が体力満タンでも忍殺できたります)

 

このやり方が、ラスボスまでも有効だったんですね。

 

隻狼はどんなにアクション苦手な人でも、何度もリトライすればクリアーできるように作られている、高難易度ゲームのようでいて、実はわりと柔らかいゲームなんじゃないかと思いました。

 

勿論、プレイヤーにリトライを繰り返す気持ちにさせる為には、それだけ面白いシステムとユーザーインターフェースを用意しなきゃいけないわけであって。

隻狼の場合、ベースは評判の良かった天誅のシステムを取り入れてるし、流派技や忍具技が豊富で組み合わせも色々試せるし、敵の技のモーションが分かり易いしで、多くの人が適合できるようになってるんじゃないかと思います。

(当然、中には合わない人もいるでしょうが)

主人公のダッシュも泳ぎもスタミナや息継ぎといった制限は全くないのも良し。

 

ただ、ロード時間に関しては、リトライ前提のゲームにしては長いと思います。

それと、死ぬとスキルポイントが半分減るのは止めて欲しかった。

後は…、探索要素が少ないのが不満かな。

クリアー後に各エリアを回ると、このゲームはボス戦に力を入れすぎて、探索要素が若干軽視されてるんじゃないかと感じました。

せっかく魅力的な世界観を構築しているのだから、もっとアドベンチャー要素を強化して欲しかったです。

DLCでマップを足してくれないかな。 

 

 

 ストーリー面に関しては、隻狼は「ちょっと説明不足?」と思わないでもないんですが、描写すべき部分とそうでない部分の取捨選択ができてるし、不満を抱かせないようなバランスになっているかと思います。

 

竜や不死といった浮つき感のあるファンタジー要素を、日本の戦国時代末期という舞台背景と、渋いキャラクターで引き締めているので、ファンタジーが苦手めな人(実は私がそう)も安心して物語に入り込めます。

 

登場人物も、主人公の狼を始め、敵味方モブを含めた全てが印象深く、愛着を持てるようなキャラばかりです。

敵の兵士達なんて、葦名の苦しい事情が見えてくるにつれ、殺すことに罪悪感を覚えるほどです。

 

 まあ、キャラとストーリーも良いとはいえ、慣れるまではエベレスト並の難易度だと思うので、気安く人に薦めることはできないのですが、演出センスは抜群だし、ちゃんと私のような下手くそでもクリアーできるように調整されているしで、よく考えられたゲームだと思います。

ゲームショップで隻狼の価格が中々下がらないのも納得。

隻狼2が出るなら、また狼が主人公でいて欲しいな。勿論EDは大団円で。

 

 

 

ネタばれキャラ語り&考察もどき

 

 

 隻狼の中で一番お気に入りのキャラ。

主人公を好きになれるゲームって素晴らしい。

カッコイイし、所作に品があるし、真面目だし、人情があるしで感情移入し易かったです。

OPからどことなく悲壮感が漂い、陰のある狼ですが、梟に拾われてから3年前までは、案外充実した忍びライフを送ってそう。

葉笛の話からして、元々九郎と良い関係を築けてたんだろうし。

その九郎の為、ルートによっては命を犠牲にするほど主想いの狼は、立場的にも心情的にもかつての巴と同じなんだなと思うと、なんだかしみじみする。

 

 

 

 

九郎(為すべきことについて)

 

 竜胤を持つ故に、不死に魅入られた者達から狙われる九郎。

狼の「為すべきことを為すのです」という言葉にグサっときたようで、自分の竜胤が何の為にあるのか悩んでる様子。

そんな九郎と彼の忍びである狼の結末は、分岐EDでそれぞれ違っていきます。

 

 その中の「人返り」EDは、桜竜の涙と常桜を飲ませ、狼が自分の命を犠牲にすることで、九郎を竜胤から人へ返すという結末となります。

少し調べてみると、このEDを推す人も多いようで、理由としては、孤独な主従関係の物語が切なくも美しく完結したし、副題の「SHADOWS DIE TWICE」に重なっているようにも見える、というもの。

 

確かに頷ける理由ではあるのですが、私はちょっと、これを正規EDとして見るには抵抗があります。

これだと、狼が犠牲になっちゃうし、変若の御子は己の存在意義に悩み憎しみを持ち続けるという結末になっちゃうし。

 

何より、人になった九郎の言う「人として懸命に生き、そして死のうと思います、我が忍びがそうしてくれたように」が、少し不吉に感じた。

このセリフを聞いた時、九郎は最終的に自刃するつもりなんじゃないかと思いました。

 

狼にそのつもりは決してなかった筈だけど、九郎は人になれた代わりに、狼への大きな罪悪感と業を背負うことになったんじゃないかと。

 

対して、「竜の帰郷」EDは、蛇(竜)の体を得た変若の御子の中に九郎(魂の役割)が宿ることで、二人の竜胤を合わせ一人前の竜(多分)となり、完成した竜の力を竜の故郷へ返すということかな?と解釈。

このルートでは狼も生きてるし、九郎と変若の御子の竜胤に意味が見出せる為、こっちが隻狼の本命EDなんだと思う。

是非そうであって欲しいと、狼が好きな私は思うのでした。

 

とはいえ、竜の故郷で更なる試練が待ち構えてる可能性は捨てきれないんだけど…、どうか大団円で(しつこい)

 

 

 

 

 大分前に亡くなった、竜胤の御子。

手記を読むと咳が酷くなったという記述があるから病死かなと考えてるけど、原因は常桜が枯れたせいなんだろうか。

だとすると、巴は人返りを為すことで、枯れた常桜の影響から丈を守ろうとしたのかもと思いました。

今の時点で考えられるのは、仙郷に行けず不死断ちも人返りもできずにいたけど、そうやって手をこまねいている内、丈は何者かに黒の不死斬りで殺され、巴もまた黒の不死斬りで殺されたか自害したのでは?という可能性かな。

そう考えれば、一心が黒の不死斬りの存在を知りながら狼に伝えなかったことや、九郎の血を使わせるわけにはいかんという台詞にも繋がりそうだなと。

 

 ちなみに桜竜の片腕が無かったのは、丈が仙郷から常桜を持って行ったからなんじゃないかな。

一心が言ってたように、葦名が支配されていた長い間、水を祀ることを許されてなかった為、信仰を集められず弱った桜竜が、多くの葦名の民に水(=桜龍)を再び祀ってもらうよう、常桜を葦名城に植樹してくれ~と丈に命じてたとか。

ここまでくると妄想だけど。

 

 

 

 

彼女も丈と共に仙郷から葦名城にやってきたようですが、エマや一心の話を聞くに、彼女の容姿はどうも源の宮にいる貴族のような魚類っぽいものでは無さそうだなと思いました。

もしかすると、京の水を飲み続けないと、次第に人の姿へ戻ってしまうのかも?

 

 ちなみに、源の宮の内裏にいる貴人も恰好が水生村の神主にそっくりだから、元は代々の神主達だったのかなと思ったり。

 

 多分、源の水(これ自体は長年飲んでもたまにお宿り石ができる程度)の濃縮版が京の水で、変若水や変若の澱とは違う飲み物なのかも。

※濃さの順番は<源の水(ここまでは飲んでも大丈夫)→源の水が窪に溜まり濃くなると変若水になる(これを飲むとゾンビっぽいのになる)→更に濃いものが溜まると変若の澱となる(赤目になる)→澱よりも濃く強力なのが京の水(貴人の姿になる)>だと思います。

でも貴人って設定的にSIRENの屍人に近いような気がする。

貴族になって餌やり係になった父様の言動を聞くと、人間だった頃の理性がほとんどなくなっていそうだし、SIRENでも最終的に海洋生物っぽくなっていくし。

 

 

弦一郎

 

 置かれた立場や背負ってるものを考えると、とても同情してしまうライバルキャラ。

何となく、大友皇子と被るような気がするなあ。

葦名流ではなく巴流を使っていることを考えると、弦一郎は昔から不死を望んでいたのではと思います。

淤加美一族の雷を操る技は、どうも桜竜由来のようだし。

その目的は、やっぱり異端の力こそ葦名を救えると考えたからってことなんでしょうけど。

 

 

 

 

今のところはこれくらい。

また何か思いつけば追記しようと思います。

サイコブレイク2って

1と比べてボスクリーチャーが少ないのは何故なんだろ。

セオドアも拷問部屋を作ってるぐらいなんだから、彼の悪意を具現化したボスクリーチャーがいても良かったのに。

2は中盤までは良かったんだけど、エスメラルダが出てきてから話が微妙になり始めて、世界の終末に突入すると世界観ですら「もうホラーじゃないよね」と思った。

せめて、もっとホラーゲームらしいマップにして欲しかったなあ。

サイコブレイク2のネタばれ感想。

 発売から約2年後、やっとPS4を揃えてサイコブレイク2をプレイすることができた。
初回クリアをしたので記念にネタばれ感想します。

今回の2は、一言でいうとセバスチャンのセラピーゲームでした。

 妻子を失い、1の事件でボロボロになった彼の心。
それをSTEMを通して恐怖とトラウマを克服させて、更にスライド写真を見ながらキッドがカウンセリングし、過去の罪悪感や後悔を全部潰していく。
ユキコやエスメラルダ、マイラは勿論、あの幽霊でさえ、セバスチャンのセラピー的な役割を果たしてるのが印象的でした。
ED後のセバスチャンはまさに心身ともに健康であり、最強であり、もう二度と酒浸りの生活に戻ることは無いだろうと思えます。
なので、セバスチャンの再起物語としては本当に良い形でまとまってます。


ただ、それはあくまで2単体で見た話。
1と併せて考えてみると…う~ん??て感じです。


 2は1と違って良作という声が多数ある一方で、1にあったものをぶち壊したという批判の声もあることは知ってましたが、今回実際にプレイしてみて、どっちの声も正しいのではないかと思いました。


 多分、1が嫌いな人や新規の人には2は名作だと思う。
そういう人達は、きっとセバスチャンだけに焦点を合わせてるだろうから、メビウスが浅い考えの末にあっさり壊滅するのも、前作と齟齬らしきものがあるのも、さほど気にならないだろうと思うのです。

 だけど1好きな人から見れば、2は作品のテイストが変わり過ぎてるし、毒気が抜かれていて(これはSTEMに繋がれた人によって世界観が変わるので仕方ないかもしれない)、何よりセバスチャン個人の話を中心にしたせいで、1の設定や世界観が雑に扱われてる気がする。

 ルヴィクとセバスチャンは同じトラウマによりSTEM内で繋がりを持った為、最終的にルヴィクを止めるのもセバスチャンだろうと考えてたんだけど、セバスチャンは今回でトラウマを克服(帳消し?)しただけでなく、主人公としてもこれで最後と言わんばかりのEDだったものだから、「え?じゃあ最終的にルヴィクを止めるのはまさかキッドにする気?彼女はDLCの主人公にはなれても本編主人公の器でないのでは…」と大いに不安を感じちゃいました。

 1はSTEMの考案者であるルヴィクとメビウスの因縁にセバスチャンが巻き込まれるという話に対し、2はセバスチャンとメビウスで話が回っていて、サイコブレイクの物語と世界観を作ったルヴィクが関わってこないままメビウスが壊滅。

消化不良感が半端ないです。

なので、1好き&2肯定派の人であっても、今回の内容に諸手を挙げて称賛する人は少ないのではないでしょうか。

 ゲームに関しては、今回はマップの緩急がとても上手いと思う。
閉塞感を感じたり間延びを感じたりすることが無い。
その点は1より優れてると思うし、3でもこのバランスでやって欲しいと思いました。

難易度に関しても前作より緩和されていて、アクションがド下手な私は快適に動き回れサクサク進めるのが嬉しかった。
あのえげつないトラップも無いし。今回は時間が遅くなる程度の罠だから全然OK。
即死攻撃を持つ敵も頻繁に出てこない上、フィールドが広いからすぐに逃げ切ることができますしね。
まあ、ぬるま湯に浸かったようなこのバランスを嫌う人もいるでしょうけど…。 

 それと、今回はサービス要素がほとんど無いのが気になりました。
前回は登場人物のフィギュアがあったりお笑いイベントがあったりで、割と充実してたイメージだったのに。
DLCも、2をクリアしてから出てないかネットで検索したんだけど、今回は無いみたいで。
ジョセフやサイクスのその後の謎はDLCの布石だと思ったんだけどなあ。ジョセフは今何をしてるんだろうか。

 

後は、雑感をいくつか。

 

セオドア

このキャラの口車と演出は、本当に素晴らしかった。
カリスマ性を持つ口の上手い悪役というのはゲームでよくいるけど、あくまで設定だけの話でプレイヤーである自分が実感することはありませんでした。
でもセオドアは、セバスチャンの持つ弱さにつけ込みアメとムチで懐柔していこうとする様を描き切っててびっくりした。
映画「ミスト」のミセス・カモーディを思い出しました。
このキャラの演出と話は説得力があり過ぎる。
だからこそ、終盤の彼のしょぼい扱いには落胆。最後はセオドア自身と戦わせて欲しかったなあ。
 ところで、彼はSTEMが「真の恐怖を知り強大な力を手に入れる」という特性を持っていることを、理解してたんだろうか?

 

キッドの上司

この人、あくまでキッドの上司でメビウスのトップじゃないよね?
そりゃあ、かなりの地位にいることは確かだろうけど。
何でこの人が死ぬことで全てが終わったことになったのか謎過ぎるんですが。
しかも、ルヴィクに印をつけられて復讐の対象になってるだろうに、彼と対面する前にあっさり死ぬとは…。
 それに、メビウスという組織は何百年前から存在して、世界を股にかけた超法規的な巨大組織という設定だったでしょ?
そんなところのトップ達が、まだプロジェクトの実験段階でチップを埋め込むなんてするんだろうか。
 まあ1のDLC準拠で考えると、上司はSTEMで力を手に入れていて、キッドの中にも巣くってる筈だから、今回で完全に死んだ…というものでは無いとは思うけど。
もしかすると、この上司がSTEMを私物化しようと独断で動いてただけだから、メビウス自体は健在と考えれば辻褄はあう…かも?

 

キッドとマイラ

1のDLC時点だとキッドはマイラをメビウス寄りの人間だと思ってたんだよね?
じゃあ協力関係になったのはその後?
そしてSTEMに繋がれたマイラの肉体はどこに?
セバスチャンからすれば、彼女が死んだとしても埋葬したいだろうから、遺体は絶対に持ち帰る(おい)と思うんだけど…。

 

ジョセフ

2で彼のその後が明かされると思ったのに、生きているという情報以外は何も出てこなかった…私がイベントを見逃してるだけ?
サイコブレイクの登場人物の中で一番好きなキャラだから、とても楽しみにしてたのに。
実は最初からメビウスの一員だったとかどっかの組織のスパイだったとかいうオチにするのだけはやめて欲しい。
コンセクエンスとエクセキューショナーを見るに、人格を書き換えられてる可能性も考えられるけど。

 

幽霊

調べてみたらアニマという名前だった。
やっぱりルヴィク側の存在なんだろうか。
ルヴィクが言ってた「奴らの装置はまがい物だ」という言葉からするに、メビウスはSTEMの本当の使い方を理解してないという意味に聞こえるけど、そのヒントがこのアニマなのかな?
STEMは恐怖を前提に作られた装置だし。

 

タティアナ

元々タティアナはルヴィク側の存在なのかもと思ってるけど、今回も真相は明かしてくれなかった人。
でも、前作より抽象的な発言はしなくなった為、彼女とまともな会話ができて嬉しかった(笑)
ビーコン事件以外でもずっと見守ってたみたいなことを言ってたけど、ルヴィクの因子がセバスチャンの中に入っていることを示唆してるのかな?

 

オニール

こういう理系で口の悪い人っているよな~ってキャラ。
初対面は印象最悪だけど、嫌々付き合う内に悪い人間じゃないっていうのが分かってくるタイプですね。
そして、彼がセオドアに何を言われて信者となったのかは、容易に想像できる。
きっと、最初に自分を守ってくれ犠牲になった護衛に大きな罪悪感があったんだろうなあ。
イカーが死んだと聞かされた時のセバスチャンの言葉にもグサっときて、自分に戦闘スキルが無いことを情けなく思ったんだろうし。
そこを、セオドアに突かれて屈したのかも。
何だかんだ言って色々サポートしてくれた彼だから、死んでほしくなかった。ユキコも。

 

エクセキューショナーの肉屋の親子
2には出てこなかったけど、あれからどうなったのか凄く気になる。
パパはSTEMで死んでも現実の肉体はまだ生きてたから、今回のED後のマイラの肉体も生きてる可能性があるかも。

 

今のところはこんな感想。
ニ週目でファイルをコンプリートしたら、感想はまた変わるかな?

 私は、1を一時期考察まがいのことを続けてたぐらい気に入ってたんだけど、その一方で駄作扱いされても仕方ないとも思ってた。
まあそれは前作の感想で書いたから割愛するとして。
今回の2は、ゲーム性は文句ないんだけど、劇的なお涙頂戴の為に、前作の設定を微妙に改変してる気がして、なんか腑に落ちない。
サイコブレイク2に限らず、何故シリーズ物で主人公個人の話を作ると、前作までの設定をその主人公用に改変するんだろ?
今回は前作の主人公であるセバスチャンの為に改変してるから良いけど、これが別のキャラだったら「ハア?」となってたと思う。

 ともあれ、今回は快適に遊べたので、個人的な評価としては良作です。
セバスチャンもリリーとまた暮らせるようになって、良かった良かった。

3の主人公も是非セバスチャンにして欲しいです。