こつぶがゴロゴロ。

主にネタばれ感想を呟いてます。

サイレン

 ゲームの続編の発売とほぼ同時に公開されましたね、この映画。

公開後は微妙な評判ばかり耳にしたので、レンタルになるまで待つことにしたんですが。

なんかねー、この映画を作った監督って、原作のサイレンシリーズを研究して作ったのかしないで作ったのか、いまいち分からないです。

熟知して作ったのなら、妙に壮大な音楽は使わないだろうし、

かといって知らずに作ったなら、ああいうオチには持って行かないと思うし。

それとも監督が思いっきり自分の好みで味付けしたから、あんな中途半端感が漂ってたのかしら。

どっちにしろ、もうちょっと原作の雰囲気を尊重して欲しかったなあ。

後半の屍人との攻防と鉄塔と赤い海は、結構原作らしくて良かったんだけど、音楽でぶち壊し…。

ああ、勿体無い。

役者さん達の演技はなー…、色々言いたいことはあるけど、あえてひとつだけ言わせてもらうなら、阿部寛さん、何もそこまで力んで演技せんでも…て感じです、はい。

しかし、クライマックスで●●だと提示された時は「ちょっと待てーっ!!」と焦ったものの、ラストではちゃんと原作を意識したオチで締めくくったので、一応納得できる映画ではあったかな。

もし続編を作る機会があるのなら、今度こそ原作の雰囲気を濃厚に再現して欲しいです。