「匂い」に関して凄まじい才能を持った主人公グルヌイユ が、「永遠に消えない匂い」を作り出す方法を求めて
あんなことしたりこんなことしたりする物語。
「香り」が主題となるこの映画は、様々な匂いを映像と音楽で伝わるようにしてるらしいのですが
悲しいかな、私には「良い香り」よりも「臭そうな匂い」のほうに圧倒的に共感できてしまいました。
なんだか自分のみみっちぃ人生と感性が露にされたようで、微妙に落ち込むんですが。
ある意味、その人の生き様が分かるリトマス映画なのかもしれません。
ちなみに、グルヌイユ演じるベン・ウィショーという役者さんの演技が凄かったのも印象的でした。
きっとグルヌイユは、人に愛されたかったんだね。