マヤ歴の終末日が天変地異による世界の終末を予言していたものだとしたら?
という説を映像化した映画です。
天変地異の演出は大迫力の一言。
世界中で次から次へと起こる地震や津波に、人間という存在は地球にとって特別なものでは無いという事実をつきつけられます。
地球にとってはお風呂に入って汚れた部分をごしごし洗って「さっぱりしたー♪」程度でも、その表面上で生きてる私達にとっては壊滅的なダメージを負ってしまうんですね。
そう考えると、アリさんや顔ダニさん(!?)といった小さな生物達に対しても、より一層の感慨を抱きました。
…と、天変地異の描写に関しては文句無し!ですが、舞台が変わっても地震津波地震津波…と延々と続くので、観ていてダレることもありました。そこは残念です。
一方、ヒューマンドラマに関しては、首を傾げるところがチラホラと。
主人公のジャクソンと元妻ケイトとその彼氏ゴードンの三角関係ですが、ああいう形で決着つけるのはいかがなものかと。
ああするくらいなら、ケイトに彼氏いる設定なんて作らないほうが映画としてスッキリするのにと思ってしまった。
その他の人間関係にも「この人、この話に必要なのかな」て考えてしまうことが結構ありました。
こういう天変地異ものにはヒューマンドラマがつき物ですけど、この映画に関してはそういうのを排除したほうがスマートになって観やすいのではという、宇宙戦争の時と同じ感想を抱きました。
でも華やかさはある映画だと思うので、家族や友達とお菓子を食べながら観るのに丁度良いんじゃないかと思います。
今年の12月21日、何事も無く過ぎてくれますように。