悪くはなかったんだけど…。
その場のノリだけで話を展開させていったような印象を受けました。
なんというか、ひとつひとつのエピソードに重みを感じられない。
事実を再現した物語だから、話の筋が場当たり的な印象になるのは仕方ないのかもしれないけど、どうもしっくりこなかった。
そう思ってしまう要因としては、ラジオの成長の過程を急ぎ過ぎてること、床屋で生徒の父親の言い分が一方的に悪扱いされてることと
ジョーンズコーチがラジオにこだわる理由にいまいち納得できなかったから。
なんか即興で思いついた感が漂ってて、ちょっと嘘くさいと思ってしまいました。
実際にコーチ本人の口から聞いて作ったエピソードらしいので事実なんでしょうけど、映画では理由を語る場面を省いたほうがかえって良かったんじゃないかなあ。
観ている間は、割と感動できて良い映画だなと思えます。
でも、時間を置いて思い返してみると「???」が出てきてだんだん感動が醒めていく感じ。
私にとっての「僕はラジオ」は、そんな映画でした。