観てみたかったのに、何故か近隣のTSUTAYAに置いておいてなかった映画。
GYAOでこの映画を見つけた時は、「やっと観れる~(しかもタダで)」と喜んじゃいました。
予告編で、アクションが凄い凄いとプッシュされてた作品。
その広告に嘘はありませんでした。
この作品には、女主人公のアクション映画でありがちな、「カメラをあちこち切り替えたり、ズームやスローを多用することで、凄い格闘アクションをしてるように見せかける」という、苦肉の策的な演出は一切ありません。
主演のマロリーを演じる人の本業が格闘家であるため、彼女の迫力ある本物の格闘アクションが、引きの映像で全て見られるようになってるんです。
なので、アクション映画としての出来は本当に素晴らしいものだと思います。
ただ…。私個人の感想は…う~ん。
「レンタルでお金出して観なくて良かったかな?」でした。
クライマックスが始まる寸前で映画が終了したような尻切れトンボ感を感じたのも理由のひとつですが、何よりも観終わった後「…で、あの19歳の男の子は何であんなに出張ってたの?」という置いてけぼり感がすごくて。
事件の真相を伝えるためというのは分かるんだけど、あそこまでマロリーと同行させたんなら、最後までコンビ組ませて彼の出番を作ってあげればいいのにと思いました。
そのほうが、マロリーの人柄の深みと面白さを引き出せたんじゃないかなあ、と。
なので、「ストーリーは二の次三の次。良いアクションだけ見れればそれでいい」と割りきって観るのなら、満足いく映画だと思います。
脇を固める俳優陣も何故か豪華な面子が揃ってるし(マイケル・ダグラスまで出てるなんて。最初よく似た人かと思った)
スピーディな格闘シーンの中、マロリーに勢いのある関節技を掛けられる時の、彼らがとる受身も地味に凄いです。
みんな身体能力高すぎる。