（過去サイトに載せたもの）
この映画は、ラストまで観ないと面白さが解らないと思います。
はっきり言って私は、終盤でストーリーが加速するまでずーっとあくびを噛み殺してました。展開があまりにも味気ないんですよ。
きっとミステリー好きな人はそんな味気ないシーンを分析しながら観てると思うんですが、「金○一少年の○件簿」でさえトリックを飛ばし読みしていた自分は、そういうことにエネルギーを使う事が出来なくて、ただぼ～っとしながら観ていたんです。
一応、どんでん返しが凄いという噂は耳にしていたので、どんなオチなんだろうなーとあれこれ予想はしていましたが、状況に基づいての検証は全く放棄してました。
終盤になって物語が盛り上がり始め、やっとでこの映画を本腰入れて観る姿勢に入り、どんでん返しを期待しながらストーリーを追っていき。
結果、見事にやられました。
こういうオチに持ってくるんだろうなあと予想はついていたんですが、実際にその流れを映像で見せられると、やはり凄い！と思ってしまいます。
思わずその日でもう一度、最初から観直してしまいました。
半身に障害を持つ詐欺師、ヴァーバル・キントの証言を元に物語が展開していくんですが、この場面を思い描いているのはキントなのか、それとも事情徴収をしているクイヤン捜査官なのか。そこら辺を考えながら観ると、面白くなるかも知れません。
この映画に興味を持たれた方には、是非ご覧になることをオススメします。
その時は退屈だと思っても、最後まで諦めずに観てくださいね～。
