こつぶがゴロゴロ。

主にネタばれ感想を呟いてます。

マジェスティック

ネタバレ感想です。



 これは…ちょっと。

今の私には、心の底から理解するのは難しいかも。

ピーターはアデルの言葉とルークの手紙で審問会で戦うことを選び、それが町の人たちの心を揺り動かして、最後はピーターを「ローソンの息子」と受け入れる…。

良いお話として作られてるんだろうけど…後半の流れからすると、結局はアデルをはじめとする町の人達が、ピーターとルークに最後までベッタリと依存しただけじゃないかなあ。


だってこの町の人達、勝手過ぎる。

記憶を失ってるピーターをルークに仕立て上げたのは紛れもなく町の人達だし、ピーターが映画館復活に奮闘して町を明るくして、恩恵を受けたのも町の人達。

それなのにルークじゃないと分かった途端、手の平を返したように冷たくなるなんて。いくらピーターがアカの容疑者であろうとも、あそこまで露骨な反応はないんじゃないの?

しかもラストはあやまるどころか気まずそうな顔もせず、まるで何もなかったような満面の笑顔で「お帰り〜」て、あんた達なー。

アデルがピーターにルークの手紙を渡すのも…うーん。

無言の強制じゃないの?それは。


などと後半の展開が釈然としなかったので、映画が終わっても心のモヤモヤが晴れず。

上記のことに目がいってしまった為に、テーマをイマイチ堪能できませんでした。2回目を観れば、また感想が変わってくるのだろうか。

ハリーの死までは良かったんだけどなー。


ところで、アデル役はローリー・ホールデンだったんですねえ!

サイレントヒルとは全く逆の格好だったから、全然気付かなかった…。