(過去サイトに載せてたもの)
初めてやったFFがこれでした。
それまでのFFは世界観が好みではなくて敬遠していたんですが、6の場合は一応自分の許容範囲には入ってたので(ギリギリでしたが)、評判は良いみたいだからやってみようと買うのを決意。
プレイして最初から、結構ショックを受けました。
今までやったRPGよりも段違いにストーリーや演出に拘ってるところや、あのドット絵の小さなキャラクターが表情豊かに演技してるのが、とても新鮮に感じたんです。
RPGもここまで来たんだなーと意味不明なことを思いました。
あとびっくりしたのは、主人公(ティナか?)がベラベラしゃべること。
その時の私の中では「主人公はしゃべらない」が当たり前だったのでちょっと違和感を感じましたが、やってるうちに自分なりのこのゲームの受け止め方が分かってきました。
このゲームでは主人公を操って冒険するのではなく、漫画やドラマを観るようにストーリーを楽しむものだと。
(勿論これは6に限らずほとんどのFFに言えることですが)
そう割り切ってからは、戦闘はかったるいんだけどとにかく凝ったイベントが早く見たくて、ページを速くめくるが如くゲームを進めていきました。
ただ人情物語な割には全く感動しなかった、というか出来なかったです。
というか6の演出では、まだまだ人の心を揺さぶれるほどの感動は無理だよなあと思ったのが、正直な感想でした。
その点に関しては、7以降のFFはかなり巧みになりましたよねぇ。進化って凄い。
プレイしててとても楽しかったのは、後半でセリスがプレイヤーキャラになったときかな。
一番好きなキャラだったから、動かすのが嬉しくて嬉しくて。
みんなが主人公ってコンセプトはいいですよね~。
でも6をやっててなんだかなーと思ったのはですね。
キャラのセリフがあまりにもクサ過ぎてクサ過ぎて。特にセッツァーのセリフなんて、鳥肌がプツプツ立ったほど「うぎゃー!」となってしまった。
そして一番もやもやしたのが、セリスとロックの恋模様。
なんでセリスはロックをあそこまで好きになれるのよ?てーか、いつ好きになったの?
ロックも、セリスが好きなら何故一年の間にちょっとでも探そうとしなかったんだろ?レイチェルが本当に生き返ったらどうするつもりだったんだ…。
セリスの恋の過程は「所詮ゲームシナリオだから」で納得できるんだけど…ロックの発言や行動に
ついては、なんか製作者がワザとやってる感じがするような。
あとPSで6を再プレイして思ったことは。
だる過ぎるヨ…。
やっぱり戦闘やストーリーのテンポって大切ですよね…。
6はPSでやるよりも、SFCでやった方が真の価値が分かると思います。
まあ色々思うところはありますが、総合的に見ればやっぱり名作だと思います。
FFは映画を意識して作ってるそうですが(特に7以降)、6に関しては映画というよりミュージカルのノリに似てる気がする。
オペラのシーンがあったからかな?
でも個人的に一番好きなのは、やっぱりFF7だな(コンピの惨状には目を覆いたくなったけど)