こつぶがゴロゴロ。

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ロッキー1 の再観賞で新たに思ったこと その1

 

 最近、ロッキー1 を再観賞して今更ながら気付いたことが。

ロッキーって、下品な事を決して口にしないキャラクターだったんですね。

ポーリーやガッツォの部下はその類の台詞を発するんだけど、ロッキーはそれに一切乗らないようにしてたのが印象的でした。 

彼の身なりを注視すると、シャツやタンクトップには穴が開いてるし、言葉遣いもスマートではないんですが、女性に対する態度は無骨ながらも紳士そのもの。

男同士の会話ですらロッキーは一定の品格を保って接しているから、観ていて安心感がありました。


そこで思ったのは、ロッキーをはじめ、昔の映画って品があったなあ、ということ。
チンピラだろうがスラム街の住人だろうが、下品と思うことが無かったような。

最近の映画だと、普通の主人公ですら下ネタやNGワードを連発するのが当たり前になっていて、登場人物もロッキーやランボーのように共感できるような弱さではなく、モラル的に許されない部分を肯定的に描こうとするのが多くなった気がするし…。

時代の流行りなんだろうか。

 

今後はロッキーのように、本当の意味で品の良い映画が再び増えてほしいなあと思いました。 

※ちなみに、死霊館シリーズ等はロッキーに近いものを感じます。

みんな性善説で動いてる感じ。